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スキーヤーがゲレンデを滑走中、ゲレンデに設置されているコンクリート製の照明灯支柱に衝突して死亡した事故につき、スキー場経営者に工作物責任を認めた事例

 

昭和62年6月16日 旭川地裁 一部認容

昭和60年(ワ)第196号 損害賠償請求事件

 

全国小学生アルペン競技大会にも出場したことのある小学5年生の男児がゲレンデを滑走中、スキー操作を誤り、バランスを崩したまま、コンクリート製の照明灯支柱のむき出し部分に衝突して死亡したもの。

 

判決は防護用マットの調節をしていなかったことからスキー場経営者に民法717条の土地工作物責任を認めたが、スキーヤーにも過失があったとして、75%の過失相殺をした。